麻しん(はしか)について
更新日:2024年11月28日
目次
市民の皆様へ
国内で麻しん(はしか)の感染事例の報告が増えています
麻しんは感染力が強く空気感染もするため、手洗いやマスクだけでは予防できません。
麻しんの罹患歴がなく2回の予防接種歴が明らかでない場合は、予防接種をご検討ください。
また発疹・発熱など麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。
なお、受診時には、周囲への感染拡大防止の観点から公共交通機関のご利用は控えてください。
鎌ケ谷市の近隣で麻しん患者が発生しています
麻しん患者の接触者(保健所から接触者であると連絡を受けた方)は、保健所から指示があった健康観察期間が終了するまでの間は体調の変化に注意し、発症する可能性と感染力がある可能性を踏まえた行動をお願いします。多くの人が集まる場所への参加はなるべくお控えいただき、行先の事業所や主催者等へ事前にご相談ください。
その他、お困りのことがありましたら、接触者の連絡を受けた保健所または鎌ケ谷市健康増進課予防係へご相談ください。
麻しん(はしか)とは
- 麻しん(はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる全身感染症です。
- 主な感染経路は、空気感染と接触感染です。
- 感染力が強く、免役のない人が感染を受けるとほぼ100%発症すると言われています。
麻しん(はしか)の症状は
- 感染すると約10日前後に発熱や咳、鼻水等のかぜ症状が現れ、2日から3日間38℃前後の熱が続き、解熱後再び39℃以上の高熱と発疹が出現します。
- 肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎の発症がみられます。
麻しん(はしか)を予防するには
麻しんの予防接種が最も有効な予防法です
麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんのワクチン接種をすることで麻しんの発症を予防できる可能性もあります。
母子手帳で接種履歴の確認をし、罹患歴がない人や接種歴が不明な人はぜひワクチン接種をご検討ください。
定期予防接種について
定期予防接種対象者
第1期
1歳から2歳未満
第2期
5歳から6歳までで小学校就学前の1年間
- 1歳の誕生日を迎えたらできる限り早く予防接種を受けましょう。
- 麻しんは感染力が非常に強いため、集団生活の中で発症すると感染拡大の恐れがあります。対象年齢になったら早目に予防接種を受けましょう。
- 1回目の接種後、年数が経ち免役が下がることを防ぐために2回の接種を行っています。1期2期共に接種しましょう。
上記以外の人
任意接種となり、接種費用は全額自己負担になります。
接種を受けられる方は、ワクチンを取り扱っている医療機関に詳細をご確認ください。
参考情報
- 定期予防接種は1978年(昭和53年)10月1日から開始されましたが、2回接種を受けている年代は2000年(平成12年)4月2日以降に生まれた方になります。
- 2000年4月1日以前に生まれた方は、1回も接種していないか1回しか接種していない年代となります。
- 特例措置として、2008年(平成20年)4月1日から5年間の期限でMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の定期接種対象者が第3期(中学1年生相当)と第4期(高校3年生相当)に拡大され、2回目のワクチンを定期接種として実施しました。
麻しんに罹患したことがない方や接種歴が不明な方は、接種が推奨されています。
麻しん(はしか)の発生状況
千葉県内の発生状況
国内の発生状況
海外へ渡航される方へ
麻しんはアメリカ・中東・ヨーロッパ諸国での感染においては、非常に少ない報告数にとどまっています。
しかしながらアジア・アフリカ諸国での感染は未だ多く発生している状況です。
海外で感染し国内へ持ち込まれる事例が多くなっていますので、予め渡航先の感染症状況を確認し感染歴のない方や予防接種を受けた事がない方は海外へ行く前に予防接種を受けることをお勧めします。
また帰国後2週間程度は健康状態に注意しましょう。
関連リンク
問い合わせ
健康福祉部 健康増進課 予防係
〒273-0195 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷二丁目6番1号 総合福祉保健センター1階
電話:047-445-1390
ファクス:047-445-8261