新年のご挨拶（令和5年1月1日）

　新年、明けましておめでとうございます。
　市民の皆さまにおかれましては、健やかな新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

　令和3年7月に、市民の皆さまのご信任をいただき、鎌ケ谷市長に就任してから、まもなく1年半を迎えますが、多くの皆さまから市政に関するさまざまなご意見をいただき、これらご意見をまちづくりに活かしてまいりました。
　昨年は、ワクチン接種など新型コロナウイルス感染症等の対策を継続して進める中、未来を担う子どもたちの子育て支援や、「にぎわいあふれる発展し続けるまち」に向けたさまざまな取り組みが大きく進みました。本年も、これまでの流れを大切に、より良いまちづくりに努めてまいります。

　子育て支援においては、現在の子ども医療費の高校生等までの助成拡大の継続、1月から開始する多子世帯における第3子以降の給食費の全額免除をはじめ、多子世帯の保育料の負担軽減、待機児童ゼロの継続などに努めてまいります。
　また、令和5年度中には市内東部地区に6カ所目となる児童センターが完成する予定であり、子育て環境が充実いたします。
　今後とも未来を担う子どもたちがよりよい環境で生活していけるよう、子育て世代に対する支援を継続してまいります。

　「にぎわいあふれる発展し続けるまち」に向けては、継続的な千葉県への要望活動が実を結び、県による初富交差点の改良事業の進捗が期待されるほか、新京成線の高架化に伴う高架南側の側道の整備も現在進んでおり、令和6年度までの整備完了を見込んでいます。
　また、新鎌ケ谷駅南側の約7千平方メートルに及ぶ県の所有地「東京10号線延伸新線跡地」の活用につきましては、昨年8月に熊谷知事に、市の要望を説明させていただくとともに、鎌ケ谷市に知事が来られた際には、現地視察をしていただきましたが、昨年11月に県が売却の公募を開始し、本年3月中に事業者が決定する見込みです。
　また、新京成線北初富駅、初富駅の駅前広場や、新鎌ケ谷駅から北初富駅までの緑道等の整備を予定しておりますが、昨年11月からは、都心と成田空港を結ぶ京成スカイライナーが、新たに新鎌ケ谷駅に停車することとなり、これらが相まってさらなるまちの発展につながることを期待しています。

　市民の皆さまには、新型コロナウイルス感染症対策に日々ご協力いただきまして、改めて心より感謝申し上げます。
　本市では、オミクロン株対応ワクチンの接種を進めるとともに、昨年11月からは、新たに生後6か月から4歳までの乳幼児を対象としたワクチン接種を開始しており、皆さまが安心して生活することができるよう、万全の体制で取り組んでまいります。
　本年は帯状疱疹ワクチン接種、非課税世帯の高齢者の方の補聴器購入などに対する助成、そして、75歳以上の高齢者の皆さまに対する生活支援の給付金支給や、2月に開始するキャッシュレス決済の還元事業など、日々のくらしの安全や、地域経済の活性化につながる施策を進めてまいります。

　
本年も、皆さまの心に寄り添い、今を大切に、そして未来に希望を持てる街づくりを目指してまいります。
皆さまにとって、今年が良い1年となりますよう祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。

令和5年1月1日

鎌ケ谷市長　芝田　裕美